このページは「第1章 小さなコンサルティング事業を始めるに至った経緯-その4」
「『 独立開業 』で考えたリスクとメリット 」

はじめまして、「スモールコンサルティング ウィズプラン K」です
個人事業主として小さなコンサルティング事業をしています
これまで積み重ねてきた経験値を活かして、町の会社のお手伝いをしています
( 1-3から )
「独立開業」という考えたこともなかった「新たな道」のメリットばかりに気持ちが惹かれます。だからこそ、引き返せなくなる前に、リスクについて時間をかけて検討する必要があります。
「制限」なのか、「保護」なのか
急浮上した「独立開業」に向かって進もうという気持ちが、強く大きくなったのはどうしてでしょうか。これまでは、「もうチョットこうしたい」「こんなふうにやってみたい」と感じても、与えられた権限を越えることはできませんでした。そのことで、何か「枠」の中に閉じ込められているような気持になっていました。「独立開業」で状況が変われば、枠がなくなり、どこにでも、どこまでも、進める自由が与えられるようなイメージでした。
でも、あらためて考えてみると、与えられていた枠は「制限」ではなく「保護」でした。その枠に守られていたからこそ、その中で、与えられた立場で、自由に行うことができていただけでした。ですから、従業員として会社に勤めさせていただくということは本当に感謝すべきことです。守られているからです。考えれば考えるほど、この現実が身にしみました。
一方で、今踏み出そうかと考えている「新たな道」は、保護していただくモノが何もありません。「枠」から一歩外に踏み出せば、自由かもしれませんが無防備です。進みたい方向にどこまで進んでも自由ですが、すべて自己責任です。ですから、性急すぎるといいことにはなりません。進みたい道、やってみたいことを考える前に、いざという時、保護になるものが必要ではないでしょうか。リスクを軽く考えすぎていないでしょうか。
リスクを回避しようとして考えたこと
でも慎重になりすぎて「新たな道」をあきらめ、「今のままの道」を進んだとしても、葛藤とジレンマでモヤモヤした毎日をただ過ごすことになります。このモヤモヤをただ抑えてなかったことにはできそうにない、と考えました。仮に抑えたとしてもまた出てくるだろうと感じました。そして、「新たな道」に踏み出そうとするこの思いに一旦火がつき、強く大きくなって抑えられそうにない、というのがこれまでの流れでした。
なんだか同じところをぐるぐる回っています。何度も立ち止まって、スタートに戻り、そして「やっぱりそうだった」となっています。それぐらい大きなことなのだと思います。これまでしたことがない決定、これから先の生き方にとても大きな影響のある決定です。何度もやり直すことは恐らくできない分岐点です。どうしても慎重になってしまいます。
このまま立ち止まるのではなく前に進むために、今ここで慎重になっている理由を改めて考えました。「リスク回避」です。「新たな道」に一歩踏み出すには、ある程度の覚悟が必要です。リスクがあるのは当然です。覚悟の上と言いながらも、あまりにも大きなリスクを抱えること現実的でないように思えます。家族、そして生活があるからです。
「独立開業」の道は、自由ではあってもすべて自己責任です。やりがいはあっても保証はありません。リスクを挙げればきりがありません。でも「独立開業の道」を選ぶことで、これまでの仕事の経験を通して、積み重ねてきたものを活かすことができる。仕事を通してやりたいことに的を絞れる。周りを巻き込むことなくこれからの人生を歩める。これをメリットと呼ぶか、ベネフィットと呼ぶかは分かりません。それでも、この道を進むことが無謀と呼ぶほど危険な道でなく、「そうするだけの価値」を見いだすことはできる、と気持ちを固めることができてきました。
でもやはり「慎重さ」「慎み」「限界」を無視して通れる道でもありません。リスクを回避することを考えながら、同時にこの道を進むために、「転職サイト」についても調べてみました。
「転職サイト」で管理職などの求人と条件が合うなら、ゼロからのスタートではなく、これまでの仕事の経験値を活かした仕事ができないでしょうか。今取り組みたいと思っている仕事と生活を支えることとの両方がバランスよく達成できないでしょうか。都合良く、いいとこ取りと言えばそうかもしれません。しかし、決してハイエンドなことを望む訳ではありません。そうであれば可能性がゼロではないかもしれない、そう考えました。
転職サイトを調べてみると、ネット上には情報があふれています。今まであまり調べたことがない情報です。いろいろ見ると条件は良さそうです。高収入を掲げるものがけっこうたくさんあります。なんだか数字にばかり、つい目がいってしまいます。条件の良さそうないくつかをマークして、募集要項の詳細、求められている経歴や資格を見てみることにしました。
・・・どう見てもキャリア向けです、、、当り前です。調べれば調べるほど対象となる基準の高さを思い知らされるばかりです。「経験を重ねてきた」と言いながら、キャリア向けの資格を取得したわけではありません。学歴もありません。スタートラインにすら立てそうにありません。落ち着いて、現実をしっかり見つめると、転職サービスの利用は到底叶いそうにありません。求められているものの次元が違いすぎました。
リセット、そして、まとまってきた「大切なコト」
現実を見つめて欲を出さず、いいとこ取りを狙った「転職サイト」の利用はやめました。「リスク回避」と言いながら「欲な気持ち」になっていました。動機が間違っていました。もう一度リセットです。これからの道、これからの生き方についていろいろ考えることで、結局のところ何を守り大切にしたいのか。ある程度整理して考えがハッキリしてきましたのでまとめてみます。
これまでの仕事を振り返ってみると、小さな会社でしたが、いくつかの業種で仕事を経験してきました。そして、いろいろな部署を経験する機会を与えられました。役割もいろいろ与えられ、学習する機会がありました。可能な範囲で取得できる国家資格にもチャレンジしてきました。特化した技術や職務というより、いくつかの部署を見守り管理する仕事もさせていただきました。
仕事をしながら自分なりに気付いたこと、考えたことがいろいろありました。勤めさせていただいたそれぞれの会社で、「もうちょっとこうしたらいいんじゃないかな」 とか、「これじゃあ、みんなが付いて来ないんじゃないかな」 とか、「これは」と思ったいろいろな気づきです。
そして世の中には会社が取り組むと役立ちそうな、「これだ!」と思う情報がたくさんあります。大変な状況をどのように切り抜けたのか。経営の危機をどのように立て直したのか。働くみんなに役立つ取り組みをどのように実践したのか。などなど、本当にたくさんあります。
このような役立つ情報を目にしたとき、自分なりに書き留めたり、思い綴ったり、ファイリングしてきました。経営関係の書籍、日経新聞、日刊工業新聞、ネット上のビジネスコラム記事などに出ている情報です。たとえば、現場に役立ちそうなマネジメント、コミュニケーションスキルの情報。さらには、ブランディング、品質管理、業務改善など、「これは」と思う情報です。
取り組むことで良い効果がありそうな「コト」がたくさんあります。一緒に働くみんなのために、いつか役立てたいと思ってたくさん集めました。みんなの力が一つにまとまって発揮されると、力強く進むことができる、考えただけでもワクワクする宝のような情報です。
この「宝のような情報」を役立てる仕事がしたい。これが自分の中でとても「大切なコト」としてまとまってきました。何かできないか、という強い願いはこれだったのです。では、どのように活かせば良いのでしょうか。
続きは > 1-5 積み重ねてきた経験値を活かす方法
「 第1章 小さなコンサルティング事業を始めるに至った経緯-その5 」 を読む
