このページは「第1章 小さなコンサルティング事業を始めるに至った経緯-その2」
「『 葛藤とジレンマ 』にどう向き合ったのか 」

はじめまして、「スモールコンサルティング ウィズプラン K」です
個人事業主として小さなコンサルティング事業をしています
これまで積み重ねてきた経験値を活かして、町の会社のお手伝いをしています
( 1-1から )
この「もうチョットなんとかならないのかな」という葛藤とジレンマ、抑えようとしてもまた出てくるこの気持ち。コンサルタント事業を始めるため、「独立開業」という「新たなこの道」を歩み始めるきっかけになったのは、この「葛藤とジレンマ」でした。では、この「葛藤とジレンマ」にどう向き合えばよいのでしょうか。
取り組めることは本当に何もないのか
この会社「もうチョットなんとかならないのかな」と感じつつ放置するのではなく、何か取り組めることがないか、いろいろとじっくり考えてみました。本気で取り組めばできることは必ずあるはずです。
でも、状況をなんとかしようとして、人を変えようとしても上手くはいきませんし、基本的に他の人を変えることはできません。でも、自分が変わることはできます。自分に与えられた役割や権限の範囲で取り組めることを精一杯やってみるように、自分が変わることはできるはずです。
ジレンマを感じる状況を人のせいにしたり、できることは何もないと、ある意味 無責任になっていました。自分が変わり、自分にできることに率先して取り組むことで、「何か」が変わるのではないかと考えました。そして取り組めることをいろいろ調べてみました。
取り組んだことの一つは「MYクレド」です。従業員一人ひとりが、自分なりの年間目標を立ててそれを「手書きのカード」(クレドカード)に書きます。裏には「達成した時の自分の姿」(〇〇になっている)を書き、到達するための4~5のステップと達成時期を書きます。
そして、「MYクレドカード」をいつでも見える場所に掲げます。みんなからも見えるので、それぞれがどんな目標を持ち、取り組んでいるのかが分かり、意識が向上します。3か月ごとに進捗を分析し、できたことを共有して喜びを分かち合います。
シンプルですが、みんな素直に取り組んで頑張りました。成果が感じ取れたようで、やって良かったと感じています。
営業部のメンバーが自社の製造技術の理解を深めるための学習会もやってみました。資料作りなど時間がかかりましたが、お客様とのやり取りに一層説得力が加わりました。会社の仕事に良い意味で誇りが持てるようになりました。
やってみた結果はどうだったのか
自分が行動を起こし、みんなをリードしてあれこれ取り組んでみると確かに効果があります。みんなも精一杯協力してやる気を感じます、いい雰囲気です。目的を持ってみんなで一つのことに取り組むと、絆が強まりチーム力がアップします。表情が変わり、働く姿勢が変わります。「もうチョットなんとかならないのかな」というジレンマが、「いい感じ」に変わりつつあります。
でも、、、限界がありました。
従業員が頑張っても、従業員だけが頑張っても、限界がありました。会社そのものが変わる力にはなりません。どこかで頭打ちというか、息切れというか、やればやるほど、一生懸命になればなるほどそれを感じます。
空回りのような、行き止まりのような、見えない壁のように「何か」にぶつかり進めなくなるような感じです。「これ以上は変わらない」というか「これ以上は変われない」というのか、表現はいろいろですが、「いい感じ」で進んでいたのに、、、限界がありました。この「限界」はどこから、何から来るのでしょうか。
やってみても「限界」を感じるのはどうしてか
現場で「実務」をこなすのは従業員ですが、「実務」だけでは会社そのものは変わりません。会社全体が変わるためには、「経営」が変わる必要があります。「経営」が変わらないのに「実務」が変わろうとするとバランスが取れません。いや、バランスが崩れ、溝さえ生まれます。
こんなことを繰り返すと、良かれと思って取り組んだことが良くない方向に進んでしまいます。自分が感じていた「葛藤やジレンマ」をみんなに広げる結果になってしまいかねません。真面目にコツコツ働いてるみんなを巻き込んではいけません。苦しむのは自分だけで十分です。
もし、従業員の間に「なんとかならないのか」という空気が蔓延すると、実務の効率が落ちて業績に良くない影響が出てきます。会社がそんなことになってはいけません。ですから、いろいろ考え、たくさん悩んで、「自分ができる範囲で何とかしたい」という気持ちを抑えることにしました。
「会社」という全体のまとまりを守ることはどうしても必要です。このまとまりがバランスを失ったり、崩れたりすると大変です。では、これまでのままの方がやっぱりいいんでしょうか。
自分が手を出しても、みんなの不安を煽ることになって、会社の実務に悪影響が出てしまう結果になるなら、責任を負えるものは何もありません。これは一従業員が僭越に踏み込める領域ではないのだと思います。
いろいろ書いていますが、でもこれは、「経営」に対する不満ではありません。キチンと給料を受け取り、業績に合わせて賞与もしっかり支給してもらっています。経営陣がそのようにして従業員に十分還元してくれていることに本当に感謝しています。こんな条件で働く機会を与えられ感謝しています。
どんな考えに至ったのか
「葛藤とジレンマ」がきっかけになって、仕事についていろいろ考えました。「会社」という組織の中で、自分の個人的な考えで行動すると仕組みやバランスを崩してしまいます。そんな出過ぎた僭越な行動は慎むべきです。今ある仕組みの中で自分に与えられた役割と責務に真摯に取り組み、流れを「継続」させることの方が、今の会社にとっては必要なことなのだと実感しました。
同時に、「自分は何のために働いているんだろう」と考えました。「みんなは何のために働き、どんな気持ちで働いているんだろう」とも考えてみました。人が働く意義や目的はそれぞれですし、仕事もいろいろです。生活のため、家族を養うため、生きていくにはお金が必要です。ですからそのためにみんな一生懸命働いています。
でもそれだけでなく、他にもいろいろな目的をもって働くこともあると思います。博愛や利他的な愛に動かされて、自分を犠牲にしてでも人のために働く方々がおられます。素晴らしい生き方です。
そしてまた、現実を考えると、誰もが自分のやりたい仕事、進みたい生き方ができるわけではないとも思います。現実の生活がありますので、選択肢が限られ、本当にやりたい仕事ではないかもしれませんが、ストレスと闘いながら毎日コツコツ働く方もたくさんおられます。それが現実だからです。
では、
「自分はどうしたいんだろう、、、」
「自分は何のために働いているんだろう、、、」
続きは > 1-3 模索して辿り着いた「独立開業」の道
「 第1章 小さなコンサルティング事業を始めるに至った経緯-その3 」 を読む
